這いまわる快楽「こういうのは旦那にされたことあるのかな、奥さん?」
Gが持参したバッグから出したのは、毛先の柔らかい刷毛のようなものだった。
そう言ってすぐに清美のわき腹にそれを這わせた。
「
あぁっ!!」
想定外のことに清美は声をあげて身を捩らせた。
「やっぱり、敏感だな、奥さん。
淫乱な牝なんだな。」
そう言ったGに清美は、とうとう言葉を返す。
「
そんな・・・そんなこと・・・
ない・・・ないわっ・・・・。」
それが精いっぱいだった。
Gは、清美のそんなところをさらに突っ込む。
「そんなことないって言うのかい?奥さん。
まぁ、いいさ。後で、自分が淫乱なマゾ牝だって言わせてやるよ。」
Gはそう言い放ってから、その刷毛を先ほど揉み続けた清美の左胸に這わせる。
それは、頂から離れたところからゆっくり円を描き、山頂を目指すかのように動いた。
「
あぁ・・・あぁっ・・・・・」
思わず清美は声を漏らす。
あと僅かで、既に起ったとGに言われた、そこにたどり着く。
そう思った清美は、いったいどれだけ感じさせられてしまうのか?と内心思った。
一方、Gは慣れた手つきで清美の頂きを目指しながら、清美の声と身の捩り方を
楽しみながら、あと僅かで到着というときに、今度が逆に徐々に遠くにその刷毛を動かす。
僅かにもどかし気な表情の清美を楽しむように、Gはその行為を繰り返し、清美を焦らす。
それでも、その触れるか触れないかの微妙なタッチは、頂に来なくとも、
清美にあられもない声を上げさせ、身を捩らせるのに十分だった。
とうとう、清美の声が途切れる間隔が短くなる。
ここがチャンスとばかりに、Gはとうとうほんの一瞬だけ、敏感な頂に這わせた。
「
あぁっ!!」
清美は悦楽の声を上げ、顎を前に突き出した。
それを見たGは、頂に触れては離すことを繰り返す。
清美の喘ぎ声が大きく、長くなり始める。
頃合いを見て、Gが清美に問う。
「奥さん、これがいいんだろう?」
これには清美は答えなかった。ただ、喘ぎ声は認めた響きを持っていた。
「奥さん、これが、ここがいいんだろう?」
二度目の問いかけに清美は頷いた。
「淫乱だな、奥さん。
奥さんは、淫乱なマゾ牝なんだろう?
認めたら、どうだ?認めないと、また生殺しにするぜ。」
Gは、それを何度も繰り返し、清美に問いかけ、
手を止めて、清美を焦らせることも繰り返した。
何度目かに、清美はもう抗えなくなってきた。
「淫乱なマゾ牝なんだろう?
左だけじゃなく、右の乳首もこれだけ感じるようにしてほしいんだろう?」
Gの問いかけに、清美は喘ぎながら2,3度頷いた。
それを見たGは、清美にちゃんと言わないと、濡らしてシミを付けている下着を取るとか、
バルーンをもっと膨らまして、バイヴをオンにするとも言い始める。
悦楽の海に溺れ、時におあずけをあれ、また恥ずかしい脅しに、
清美は、とうとう屈する。
「
あぁ・・・
い・・・言い・・・ますから・・・あぁ・・
それ以上恥ずかしいことは・・・もう・・・言わないで・・・。」
清美は、崩壊寸前となった。
Gは、楽し気に清美の言葉を待つのであった。
続く