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「叔母」である清美を、自分の「女」にしたYは清美の甥。
この5年ほど、自分の中の「女」を閉じていた清美は、こともあろうか実の甥の手練手管と、淫らで恥ずかしい言葉に追い立てられ、冷静に考えればありえないことに承諾をしてしまった。
しかし、あれは一時の出来事。
清美は、そう考えて自分を納得させていた。別に証拠があるわけでもないし、証拠になりかけた盗撮は全部消去したのを確認した。
わけのわからないアダルトサイトの投稿も、お気に入りから削除し、多数のメールが着信していたフリーメールも廃止した。
そんな一連の作業が清美を正気に戻した。
一方、Yは次の一手を考えていた。清美を背後から犯した時の高揚感や、目の前で屈服した瞬間が脳裏に焼き付いて離れない。そして、それ以上に、あの日の出来事が彼の中のサディストを目覚めさせたことを、清美は知る由もなかった。
Yは、折を見てはネットの大海をサーフィンし、SMのサイトを見た。
これは、彼にとっての勉強でもあった。記事や、大人のおもちゃを見るたびに、自分と叔母を重ねて想像することもあった。
僕なら、ここはこうして・・・。
叔母さんの尻なら、こんなこともできそうだな・・・。
これは危ないから、いきなりは無理だな。でも、慣れたらやりたいな・・・。
Yの心の中で、漠然としたイメージが固まりつつあった。
彼の心にひっかかった幾つかのキーワードは、縛り、鞭打ち・スパンキング、蝋燭、浣腸、アナル開発、目隠し、首輪・・・。
そんな言葉が頭を去来した。
そして、キーワードに順番を付けて、頭の中を整理して、ようやく次なる一手を思いついた。
果たして叔母は、これに乗るか?
Yは、あれこれ考えながら、頭の中で細切れのピースを集め、納得したところでニヤリと笑った。
清美は、そんなことを知らなかった。
相変わらず、出張の多い連れ合い・・・。そして、そんな出張中の時に限って、Yが何かと理由を付けて、白昼に清美の元に現れた。
「今日は、何の用なの?Y君?」
清美は、Yを見てそう言った。Yは悪びれることなく、こう言った。
「僕の女になった叔母さんとエッチしに来たんだよ。」と。
清美は、Yとの関係を繰り返さないようにと、あれこれ考えていた。
その一手が、初めてYの優位性を砕くのだと、清美は確信していた。そのことを清美はYにこう告げた。
「Y君、ごめんなさい。女にしかない時期なのよ。だから、その・・・無理なの。今日は帰ってね。」
Yはその言葉にも全く残念な表情をしない。
それどころか心の中で、こう思った。(まさか、こっちから始めることになるとは・・・。ちょっとシナリオが狂ったけど、さてどうなるかな、叔母さんは。)
「叔母さんが僕の女でよかったよ。女なら、マン●以外にも男を楽しませる穴があるじゃない?そっちでいいよ。」
Yが嬉々としてそう言った。
清美は、先日「歳のくせに処女なのか」と言われた口奉仕を求められると思った。未知の淫らな行為を避けるために、清美はまた強く出た。
「Y君、あの時は、あの状態では、ああ言ったのは認めるけど・・・。女に、ああいう状態で言わせるのはアンフェアだったわ。それに、あの場限りの言葉よ。それを本当に信じているの?」
清美が先日の件を反故にした。
Yにはそう思えた。でもそれは、目の前の叔母が自分が切り札を持っていることを知らないから言えることだと理解していたので、笑いをこらえるのに必死になった。
「叔母さん、随分だね。でも僕は怒ったりはしない。理由は簡単だよ。これを見てくれる?」
Yは先日同様、清美の目の前にスマホを突き出した。
それを見た清美は、急に血相を変え、取り乱し、消しなさいと声を荒げたのだった。
続く