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「Sさん、いったいいつからこんな仲になったのですか?」
Yの問いかけは、ごく単純な確認の言葉でしかなかった。そしてSは若いYに向かって、こう答えた。
「Y君、K君、実はねぇ・・・」
Sは、自ら口を開き、二人のいきさつを話し始めた。
2ヶ月くらい前に、初めて写真の交渉に来た時に、自分は1回限りのつもりできたんだけども、君たちの叔母さんで母親のこの人が、もうすっかり俺のチン●の虜になってしまってさ。
その後は、君らの目を盗んでは呼ばれたり、俺のとこに来たりって、それは大変だったんだ。
そうしたら半月くらい前のある日、ケツの穴で気を遣りながら、俺の女になりたいって泣くからさ・・・。
しょうがなく、俺の女にしてやったら、自分は君らのマゾ牝奴隷だと言い出すんだよ。
俺にもご主人様になってほしい、君たちのしていないことをして、もっともっと恥知らずなマゾ牝にしてほしいというから、まぁ年増は一度覚えると面倒くさかったけど、相手をしてやってるんだ。
などと自分を誇示し美化することばかりを並べて、Sは朗々といきさつを語った。
しかし、これさえSの巧妙な心理的な責めだと清美は気付かない。
「甥」と「息子」に彼の言葉がウソであることを言わないと、彼らは、Sの言葉を真実と思ってしまう・・・。
「あぁ・・違うのよ、それは違うわ」
清美の声には、Sを非難するような響きが混ざっていた。
「奥さん、何が違うんだい?
ちゃんと言ってみなよ。Y君もK君も本当のことを訊きたがっているよ。」
これもSの策略だろうか?
自分から、さっさとあることないことを言い、あえて清美に反論させようとする。
その反論が、清美にとって恥辱のことになろうということを、清美も気づかないわけがなく、すぐには言葉を紡げずにいる。
「ほら、どうしたんだ?
二人が、何が違って、何が正しいのか訊きたそうな顔して待っているよ。
甥っ子さんや息子さんが可愛くて、事実を言いたいなら、俺の間違いを正してくれよ。
但し、このままケツにの穴にしっかり嵌めたままでな。」
Sはそう言って笑った。
清美は、困惑しながらも、若い二人にSが勝手に言ったことを訂正しなくては、自分だけが悪者になってしまうことを懸念している。
その懸念の気持ちが、どう話すべきか葛藤する清美の口を開くようにと背中を押した。
続く