吊るされる度重なる尻への鞭打ちは、清美の尻を真っ赤にした。
Tの望む言葉が言えなければ、鞭打ちは終わらない・・・。
清美には、十分理解できたので、改めて言い直すことで、今夜Tに屈することとなる。
「
あぁ・・・
今夜、清美は・・・・。
T様の・・・・・
ケ・・・ケツ・・・
ケツ奴隷・・・にさせて・・・
頂きますます・・・・・・。」
清美が、そう言い終わるとTは鞭を止めて、汗をぬぐった。
「どうだ、わかっただろ?奥さん。
マゾ牝が、主に跪いて堕ちるのに時間や、
まどろっこしい時間は必要ないんだよ。
ケツを叩かれ続ければ、こうして短時間で、俺を『ご主人様』と
呼べるようになるんだからな。」
そう言って、Tは笑い声をあげてから、清美を立たせて、薄暗いリビングへと追い立てた。
薄暗いその場所には、ブルーシートが広げられた一角があった。
ろうそくに灯がともされ、そこにある道具が清美の目に入った。
それは・・・・・
赤、黒、黄色の三色の拘束用のロープの束。
大きなガラス製浣腸器。
たらいのような容器と、何本ものボトル類。
大人は使わないと思しきオマル。
張り型、バイブ、アナルパールも整然と並んでいる。
「ここに来い。」
Tに言われるまま、清美はブルーシートの上に乗った。
そこで、再び後手の拘束をカットされて自由にされたのも束の間、
両手を前に出すように言われ、それが真っ赤な縄で縛られる。
「いろんな男たちに縛られて来たんだろう?
これくらい平気だな、奥さん?」
清美が答える間もなく、その縄尻を天井のフックに掛けた。
そう。薄暗くてわからなかったのだが、よく見ると木枠のようになっていて、
一番上の部分にフックがあり、そこにロープが掛けられ、Tの手で引かれた。
「
あぁっ・・・」
大柄故に吊られることは、今まで一度しかなかった。
そして、吊った後、別のロープで胸を縛られる。
清美は、くぐもった声しか上げられない。
Tの企みは、まだ始まったばかりだった。
続く