第三夜 ~プロローグ~Tに初めて責められた夜、
清美は、未知の快楽を体に刻み込まれた。
それまでも、浣腸を我慢させられるために、プラグを入れられたことはあった。
しかし、バルーンタイプは初めての経験で、それが信じられない結果を生んだ。
二度目の夜の出来事の後、Tは清美にこう告げた。
「バルーンでこんなに乱れるマゾは、清美が初めてだ。」、と。
そして、Tはこうも言った。
「ケツを嬲り抜くことばかり楽しんできたから、相手はMでもそうでなくても
俺にはどうでもよかった。要は、俺にケツを好きにさせてくれる好みのタイプなら、
叩いて、浣腸して、出させて、穴を責めて、吊って、蝋を垂らし、嵌める。
これが出来れば、誰でもよかった。
清美は、責められる感度が抜群にいい。
俺の期待を越える反応に、興奮する。
だから、次はもっと辱めてやろうと思う。
ビデオを撮ったのも、次の時に見せて、
辱めてやる道具にしたかったからだ。
さて・・・次は何をしてやろうか、少し考えるかな。」
清美にとって初めての経験は、Tにとっても初めてのことだったようだ。
そんなTだけに、また清美を呼ぶ計画を練り始めた。
結果、更に3日後などの性急な求めは受けずに過ごした。
そして、第二夜から2週間近くした日の午後、清美はTからメールを受け取る。
明日(金曜日)の夜7時に、駅の北口改札に来るように。
指示は、都合はどうかとか一切の気遣いはない。
清美は、初めての夜に、Tのケツ奴隷に堕ちた身だ。
承諾の返信をし、前回陰毛を引っ張られ、痛い思いをしたので。
前夜、丹念に手入れをした。
当日の昼間から夕方にかけて、自ら浣腸を行い、夜に備えた。
定時にオフィスを後にした清美は、指示された改札に出向いた。
しばらくするとTが現れた。
言葉を交わすこともなく、清美はTの後ろを歩き、彼の車でマンションに向かった。
前回同様、部屋の扉を開けて一歩踏み込めば、清美はTのケツ奴隷として責められる。
わかっていることだが、一瞬だけ躊躇した。
そして、扉のしまる音を背後に聴き、Tの手で鍵がかけられる音を聴いた。
こうして、Tの言うケツ奴隷の第三夜が幕を開けることになった。
続く