とある土曜日指定された土曜日の午後1時少し前。
清美は、メールで送ってもらった場所に、一人辿りついた。
あいにくの小雨模様の土曜日、ここはTのマンションから少し離れた駅の近くで、
比較的車の止めやすそうな場所であった。
服装は、もちろん普通のカジュアルなのだが、
その下は、指示されたとおりにエロ下着を着けていた・・・・・
濃いピンクのスリップに、白いTバック、そしてガーターベルトにストッキング。
もちろん靴下も穿いているし、濃い色のアウターを身に着けているので、
他人には決してばれることはない。
ただ、心の中はもうドキドキもの。
自宅で浣腸を何度も施してから、シャワーで体を洗ってから着替えた下着。
それを着こんで、アウターで隠し、電車を乗り継いでここまで来たのだ。
もしかしたら、ドキドキで
あらぬところが濡れてしまったかも・・・
時折、私は不安になった。
傘をさし、空模様を見ていると、やがて見慣れた車が来た。
窓が開き、手招きをされる。
それが誰かは、もう十分にわかっていた。
しかし、この窓が開いた瞬間が、この日の幕開けの合図だとは、その時私は気付かなかった。
こうして、とある長い土曜日が始まろうとしていた。
続く