恥ずかしい歓迎マンションに着いた。
降りる前に、もちろんズボンを穿くことは許された。
しかし、私のその部分に入れたものは、そのままで、
なおかつバイヴのスイッチとポンプは目立たぬように、
ズボンの腰の部分から出すように指示される。
意外とどちらも短い。
ぎりぎりのところだ。
そしてエレベータに乗る。かなりのドキドキを感じる。
幸い我々以外には降りる住人も、乗る住人もいない。
それでも幸いが私にとって災いとなるとは思わなかった。
背後に立つ主は、ポンプやバイブのスイッチをまさぐる。
「
こっ・・・ここでは赦してください・・・お願いです・・・。」
小声で私は哀願した。
この手のエレベータに防犯用カメラがついていて、ビデオに撮られるのだ。
意外な映像が、時折TVでオンエアされていた記憶が恐怖となる。
マスクをしているとはいうものの、やはり恥ずかしいことに代わりはない。
主のポーズだとしても、これは本当に恥ずかしい歓迎だった。
エアを注送されなくても、車で十分にそこは、恥ずかしい記憶を呼び覚まされている。
僅かな注送でも、きっと喜悦の声が漏れるに違いない。
そんな思いを私はしていた。
最上階で降り、見慣れた廊下を歩き、主の部屋に向かう。
ここでも誰とも逢わずに済んだことは幸いだった。
主の開けた扉が背後でしまる音がした。
私は、またここにきてしまった・・・・・・。
エレベータの中で、更にエアを送り込まれそうになる歓迎を受けて・・・
「ここで、上に着ているものを脱ぐんだ。」
玄関を上がり、すぐに私は着ているものを脱ぎ、下着姿になった。
一瞬、宙ぶらりとなったポンプとバイブのスイッチは主の手で、
ガーターベルトの内側に滑り込まされた。
車に乗ってから、排泄器官をお決まりの器具で占領されていた私は、
玄関での違和感に気付く余裕さえなかった。
そして、主は私の両手を後ろに回し、玄関に用意していた拘束具で両手首を拘束した。
それだけでは飽き足りないのか、両足首にもチェーンのついた拘束具をつけ、
そして首輪を嵌められ、縄尻を持ち、四つん這いで歩けと命じた。
この日、本当の歓迎は、ここから始まった。
「よぉ、準備は出来たか?」
一人住まいの主のマンション。
でも主は、奥に向かって確かに誰かに声をかけた。
何が起きているのか?理解できぬまま、背後から追い立てられるように四つん這いで歩を進める私・・・。
居間にたどり着いたとき、私は目を疑った。
寝室の方から、パンツ1枚の男が、牝犬を引くようにして目の前に現れたのだ。
「へぇ、このマスクしてる大型犬みたいなのが、Tさんのケツ奴隷なんですね?」
パンツ1枚の男が、主に声をかけた。
「そうだよ、G君。
君の牝奴隷は、ずいぶん小柄で細いね。」
主がそう答えた。
こんなのって・・・・・・私は、心の中で拒んだ。約束が違う。
3Pとかはしない約束をしていたのだから。
「はじめまして。
熟した奥さんだそうだね。
俺はGっていうんだ。逢えて嬉しいよ。歓迎する。」
Gと名乗った男は、Tよりも若かった。
そして、この男はM女を従えている。いったいこれから・・・・・・
続く